東海クラシック、片岡大育選手の優勝は本当に感動しました。
伊能キャディ、青山充コーチとのチームの良さが感じ取れました。
本当におめでとうございます。
伊能キャディーと歩きながらの談笑を挟みながら、見事に集中力、
フォーカスのコントロールができていたように見えました。
また、ショットルーティンの表情がしまっていてそれでいて力みがなく、
いわゆる、”入っている”感じが見て取れました。
さて、よくスポーツの場面で言われるこの言葉。
目の前のプレー。目の前の1打。目の前の一球。
アスリートのインタビューでもよく言われるこの言葉。
この意味は、
”初めてこの場面に遭遇したかのように処する”
ということです。
言い換えると、
ここまでの流れや連続性(過去)、継続性(未来)の中で判断をしないようにする。
初めてポツンとこの状況に立たされた時にベストな対応をかんがえる。(今)
我々の脳は何しろいろいろなことを”考え”ます
過去のことならまだしも、まだ起きていない未来のことをあれやこれやと考えます。
さらに悪いことに、この未来の想像(妄想)においては70%がネガティブな思考だと言われています。
あれこれ考えている時、それは、今ココにいる心のパーセンテージが落ちている時。
つまり集中力の状態もぐっと落ちている状態と言えます。
大事なパッティング、重要なセカンドショット、しびれるティーショット、しびれるパッティング。
これも全て、これまでの流れ、ここからの流れを振り返ったり、妄想したりした結果の認知活動から勝手に付けられた意味づけにすぎず、
その時やるべきことは、”この一打”にベストを尽くすこと。
今ココに心を引き戻すことに他ならないのです。
これこそ、フォーカス、集中なんです。
訓練。練習ですね。
そういう意味で、調子の悪い時のラウンドや試合。
こういう悪い時にどこまで今ココができるか。
自分で、流れが悪いなーと意味づけした時の今ココ。
これも大事な時間の使い方、質の高い練習につながってくると思います。