久ぶりにスケジュールの都合がついたので、LPGA女子ツアーの会場へ。
今年の頭から、いろいろなご縁で選手のメンタル＆フォーカス面のトレーニングをサポートさせて頂くチャンスをいただき、修行、勉強しながらタイミングみて同行させてもらっています。
早いもので、もう9月。3月頭から始まった賞金レース、シード獲得レースも佳境です。ここまで凡そ３０試合が終了。残りは９試合。
シード獲得に満たない賞金ランクによっては、QTへの準備も並行して進んでいくわけです。
今年のQTのスケジュールは
2nd 11/2-4
3rd 11/22-24
final 11/29-12/2
シードを持っていない選手が中心なので、
今年のQTでの30位以内通過をにらみながら、
出場権のあるレギュラー、ステップの試合で何をつかんで、
実力を上げていくか。
それにしてもスケジュールは過酷です。
女子ツアーは3月から11月までほぼ毎週びっしり。
月曜日は地元で調整（トレーニング、マッサージ、美容系）
火曜日は朝一会場入り、練習ラウンド、練習、ホテルでトレーニング
水曜日は練習ラウンド、練習、トレーニング
木曜日はプロアマ、練習
金曜日土曜日が予選
日曜日が決勝ラウンド、地元に戻る
そしてまた月曜日
こんな予定がづっと続きます。
その中で、スイングの調整、体の調整、そしてプレッシャー、モチベーションの管理とむきあっていかねばなりません。年頃女子なので他にも色々あります。
（おっさんにも色々ありますが）
逆に言うと、そういう環境で毎週試合に出る権利があると、当然ながら選手の実力も格段に上がっていくわけです。
ただし実力を蓄えていくには、条件があると思っています。それは、正しいココロで試合に臨むこと。。
ゴルフは技術、マネジメント、フィジカル、メンタルなど様々な要素が絡み合ったスポーツで、さらにはそこに対して外部環境である、コース、天候、そして同伴競技者、キャディーなど自分以外の要素が入ってくるわけです。
それらを受け入れて、自分の変化に気づいて、対応、調整していくのは、やはり、自分のココロ、脳なのです。
ココロが麻痺したり、マイナスに向かっている時に自分の様々な状態や外部環境をニュートラルに捉えることはできませんし、当然いろいろなモヤモヤがあれやこれやと出てきます。
そんな状態だと、今のプレー、今の練習に対して正しい気づきは得られないし、仮にうまくいったことがあっても、仮にミスがあった時にもそれが、技術の問題なのか、マネジメントの問題なのか、リズムの問題なのか、意思決定の問題なのか、、それらに向き合うことができないわけです。
結果常に行き当たりばったりの、たまたまやってきた”調子”に依存したゴルフになってしまう。
３日間、４日間の競技をこなしていくには、”再現性”が求められます。
スイングの再現性にしてもそうですが、自分のリズムや感覚、気持ちに関しても再現性が求められます。
再現性には、客観的な”気づき”が何よりも重要なのです。
その気づきのベースになるのが、自分のココロの状態なんだと思います。
パフォーマンスコーチの仕事の肝は、選手の気づき力を高めること。そのためのココロの状態への認知を高めてもらうことなんです。
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