からだメタ認知 という考え方があります。
自分の目の前にあるものや出来事=モノ
自分なりの言葉でモノに関する感覚や感情を結びつけること=コト
運動に限らずですが何かを学ぶにあたって、
単にモノとして捉えるのではなく、コトとして自分の原体験や感情や感覚につなげるコトでより深い認知が進むようになるということ。
運動に関していうと、たとえばゴルフのスイングの感覚を身につける過程において、言語化というコトがとても重要だというコトです。
言語化できない状態はいつかいなくなってしまいます
それを思い出そうとしても感覚的なモノしか残っていないとその再現性は薄い。
一方でそれを自分独自の表現に置き換えていく手首をキュッとするとか、右肘より下をミュンとするとか、やっている動作を自分の感覚言葉で繋げていくのです。
自分の感覚に対する表現力が付いてくると、様々な気づきの能力が高まります。
課題への認識力、そして人との共有も可能になります。
コーチは決して選手と同じ感覚を持ち合わしてはいません。
コーチはコーチの感覚で言葉にして選手に伝えます。
選手とコーチのコミュニケーションの難しさはここにあります。
しかしこのからだメタ認知ができてくると自分の悩みを感覚ではなく、感覚を言葉で伝える能力が高まり、より深くスピーディなコミュニケーションが可能になるのです。
気づきを高めるためには、無心の状態つまり何かにとらわれていない、空っぽの心で臨みたいものです。
今の自分の状態に気づくコト、
この積み重ねが
自分の未来を拓いていくのです
これも無心のトレーニングが役に立つポイントです。
気づく力
大事です。